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「リロの留守宅管理」リロケーション基礎知識 vol.69
海外出張中のペットのお世話はどうする?

ご自宅でペットと一緒に暮らしている方にとって、長期的な海外赴任の場合には、自宅をリロケーションし、ペットも赴任先に連れて一緒に暮らすという選択肢があります。一方、 どうしても一緒に連れていくことができない場合、自宅を留守にしている間、ペットの世話をどうすればいいのか……。というのは飼い主の悩みのタネかもしれません。

飼い主に代わってペットのお世話をしてくれるペットシッター

ペットシッターサービスとは、海外出張などで、どうしてもペットの世話ができない飼い主に代わって、ペットシッターが留守宅を訪れ、ペットのお世話を代行してくれるサービスです。

散歩、食事の用意、トイレの処理などの基本的なお世話が中心で、毎日1時間からの利用が可能。朝・昼・晩に1時間ずつというように、時間や回数を設定することができます。 お世話にかかる料金の他に、出張費や交通費、頭数の追加や大きさによって追加費用がかかる場合もあるので、事前に見積書を作成してもらいましょう。また、緊急時の対応や責任の所在、個人情報の取り扱いなど、後々トラブルにならないようにきちんとした説明や契約書があれば安心です。

ペットシッター業は個人・法人に関わらず各自治体への「第一種動物取扱業」の登録を受ける必要があります。シッターになるは公的な資格は必要ありませんが、「認定ペットシッター士」「愛玩動物飼育管理士」「家庭動物管理士」「家庭犬しつけインストラクター」などの資格を持っている人もいます。犬・猫などペットの種類に関してシッティング知識や経験が豊富か、安心して任せられるかどうかを必ず確認しましょう。

お任せすることが決まれば、基本的に専属のペットシッターがつくので安心感が高く、ペットにとっては慣れ親しんだ自宅で暮らせるため、親戚や知人に預けるよりも環境の変化によるストレスを軽減することもできます。

ペットシッターの利用方法

ペットシッターを利用する際には、まずペットシッターのサービス会社に連絡。その後、ペットシッターが自宅を訪問し、毎日の食事内容や健康状態、トイレの位置、掃除の仕方、散歩コース、毎日のお世話時間などの事前打ち合わせを行います。その打ち合わせ内容をもとに見積もりの提示を受け、自宅の合鍵を預けます。

そのうえで、海外出張期間中のお世話がスタート。サービス終了後にはペットシッターがペットの様子などを報告書としてまとめ、合鍵を返却してもらいます。

設備・サービス充実のペットホテルも利用価値大

自宅の鍵をペットシッターに預けることに抵抗を感じることもあるでしょう。そんなときには、近年サービスの充実が進むペットホテルの利用も選択肢の一つにあげられます。

ペットホテル専門の施設、動物病院やトリミングサロン併設の施設など形態はさまざまですが、「第一種動物取扱業」の登録がされていることを確認しましょう。 宿泊は1泊から1ヶ月単位の長期宿泊まで対応、預かり方は個別ゲージタイプが基本ですが、数頭を大きな部屋で一緒に預かる合同タイプ、1部屋にペット1頭のタイプなど施設によってはプランが選べるようになってきています。24時間スタッフが常駐していますが、ドッグラン、散歩の回数やお世話の内容はホテルによって異なります。オプションサービスで自宅までの送迎やペットの様子を24時間画像配信されるサービス、グルーミング、トリミング、しつけ・トレーニングなどを受けられるところもあります。

また、成田空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港などには、空港内にペットホテルがあり、海外渡航者の強い味方になっています。

ペットホテルの利用方法

ネットや電話で利用日、サービスの内容などを選んで予約をします。できれば事前に見学し、預かり条件やサービスの内容、施設環境やどのようなスタッフがお世話してくれるのかを確認しましょう。また長期で預ける場合、一時預かりでお泊り練習をして、飼い主と離れて過ごすことや施設環境・スタッフに慣れさせておくことをおすすめします。ケージ預かりの場合、事前にケージに慣れさせることも必要です。

当日はいつも食べさせているペットフードやおやつ、ふだん遊んでいるおもちゃを持参します。食事や水用ボウルなどを施設で用意してもらうこともできますが、ペットにとってはふだんから慣れたものを与えてもらう方が良い場合もあります。ペットの好みや性格をしっかり伝えておくと良いでしょう。 基本的にはペットの送迎は飼い主がするのですが、送迎サービスを行っているところもあります。

多数の動物が集まるペットホテルでは、病気に感染するリスクがあります。そのため、たいていは1年以内のワクチン接種やノミ・ダニ予防、犬は狂犬病予防接種をしていることなどを利用条件とし、接種証明書を求められます。利用条件については、事前に確認しておきましょう。 発情(ヒート)中は別室で預かるなどで対応してくれるホテルもありますが、利用できない施設もあります。

メリット・デメリット

ペットシッターとペットホテルには、それぞれメリットもデメリットもあります。ペットをどちらに預けるかは、それぞれのメリット・デメリットがご自身のペットにとって合うものかどうか、より良い選択をしましょう。何をより重要と考えるかによるでしょう。

ペットシッター

<メリット>
自宅で過ごせるので、ペットのストレスが少ない
       他のペットから病気をうつされることがない
       自宅にシッターが来てくれるので、送迎の必要がない

<デメリット>
ペットシッターがいない時間帯の緊急事態に対応できない
       医療行為に対応したサービス提供会社が少ない

ペットホテル

<メリット>
1日中スタッフがいる環境で過ごせる
       急病やケガの際すぐに対応してもらえる
       動物病院が運営している場合、病気など緊急時の対応がスムーズ
       トリミングサロンが運営している場合、トリミングを受けることができる

<デメリット>
環境が変わるので、ペットにとって大きなストレスがかかる
       他の動物と接触するので、感染症やケガのリスクがある
       一般的には、ケージに入られて過ごすことになる

ペットによっては環境が変わることでストレスを感じやすいこともありますので、ペットシッターかペットホテルかを選ぶ際には、ペットの性格や健康状態なども十分に考慮してあげましょう。