買い物の際にも、日本と赴任国とのちょっとした習慣の違いに戸惑うことも少なくありません。海外赴任の暮らしをよりいっそう楽しむために、マナーやレジのシステム、サイズの違いなど、海外での買い物の留意点をチェックしておきましょう。
高級志向の百貨店やブランド店などを訪れる際には、できる限りお店の雰囲気や品格を損ねない装いで出掛けるようにしましょう。お店のスタッフに断りを入れずに商品に触れることも極力避け、「これを見てもいいですか?」「試着してもいいですか?」と、スタッフにひと言声をかけることがマナーとされています。
日常品を揃えたスーパーなどでは、日本よりも防犯対策が厳格なところが少なくありません。入店時に手荷物を預けないといけない店や、カートを借りる際にコインが必要な店などもあります。日本のようにレジに商品を持っていくのではなく、売り場で伝票を受け取り、精算後に伝票の控えと交換で商品を受け取るというシステムの店も見られます。
また、バーゲンシーズンも国や地域によって異なり、ヨーロッパでは1月と7月、アメリカでは12月から1月に大規模なバーゲンセールが実施されます。こうした事情もチェックしたうえで、海外赴任先での買い物を賢く楽しみましょう。
海外赴任国ならではの買い物を楽しむなら、市場に出掛けることがおすすめです。市場は、毎日開かれているものから、ウィークエンドマーケットなど曜日が決まったものまで様々。市場には食料品から衣料品、日用雑貨などがずらりと並んでいますので、見て歩くだけでも楽しめます。
市場では、値切り交渉も楽しみの一つです。特にアジアでは日本と違って定価はあってないようなもの。店側の言い値を鵜呑みにせず、相手の気分を損ねない範囲でどこまで安く抑えられるか。一つの店でまとめ買いをすると、その交渉もスムーズに進みます。店の人とそうしたコミュニケーションを取ることで、現地の相場を掴むことができ、顔馴染みの店も増えて買い物がいっそう楽しくなってきます。
海外赴任先で洋服や靴を購入する際には、日本とのサイズの違いにも留意する必要があります。欧米ではサイズの表記が日本と異なりますし、日本人に合ったサイズを見つけることにもひと苦労するかもしれません。店のスタッフに相談しながらできるだけ試着して確認するように心掛けましょう。サイズの表記については、下記が目安となります。
男性用シャツ(首周りサイズ)
女性用服
靴
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