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「リロの留守宅管理」リロケーション基礎知識 vol.11
海外赴任の準備はどうすればいい?海外への引越しのポイントとは

海外赴任が決定したら、まず引越しの準備に取り掛かりましょう。海外にどんな荷物をどう送ればいいのだろう。日本に残したい荷物もあるけどどうすれば……。
海外への引越しは日本国内とは何かと勝手が異なるため、引越しに慣れた方でも戸惑うことが少なくないでしょう。そこで今回は、その準備から発送・受取まで、海外引越しの流れや留意点を整理していきます。

海外赴任に避けては通れない海外引越しの流れ

海外引越しの大まかな流れは下記のようになります。

引越しスケジュールの決定・候補となる引越し業者の選定・見積もり依頼

家財の仕分け検討
引越し業者の下見・見積もり・引越し業者の決定

船便発送荷物の梱包・搬出
通関用書類の作成

航空別送荷物の梱包・搬出
通関用書類の作成

トランクルーム・実家等への国内預け荷物の手配・搬出
不要品の処分
機内預け入れ荷物・携帯手荷物の整理

赴任地に向け出発

現地到着
現地での連絡
荷物の受け取り・搬入

海外引越しには海外引越しに精通した業者を選ぶ

引越しの日取りが決定したら、いよいよ引越し準備のスタートです。業者の選定や下見、打ち合わせ、見積もり、梱包など引越しにはさまざまな準備が発生します。異動シーズンの3月や8月、土曜・日曜・祝日などは混み合うことも予想されるため、引越し日の3か月前には動き始めることが肝要です。

まずは引越し業者へ見積もりを依頼します。荷造りまで依頼するのか荷物の搬出・搬入作業のみを依頼するのかを決めておきます。引越し業者によってプランやサービス内容、料金が異なるため、一つの業者ではなく複数の業者から見積もりを取ると良いでしょう。 海外引越しには、通関手続き等が必要になるため、万一のトラブル等にも確実に対応できるよう、海外引越しに精通した業者を選ぶことをおすすめします。

また、所属する企業や団体によっては、海外へ発送できる荷物の量に規制がある場合や引越し経費に上限を設けている場合があります。中には、梱包は自分で行うなど利用できる引越しプランに規定を設けている場合もあります。海外駐在が決まったときには、勤務先に事前に引越しの規定について確認をしておきましょう。

引越し準備の第一歩は家財の仕分け!海外引越しの荷物の送り方

大型の家財は船便・すぐに使うものは航空便で

引越しにあたり、まずは荷物を整理します。国内の引越しとは異なり、すべての荷物を運べるわけではないため、必要なものを見極めることが大切です。赴任先に運ぶもの、国内で保管しておくもの、不用品として処分するものの3つに家財を仕分けていきます。
赴任先に持ち込む荷物のうち大型の家具やシーズンオフのものは時間がかかるもののコストが抑えられる船便に、出発直前まで使用して到着後も現地ですぐに使うものは到着が早い航空便を使います。貴重品や毎日使用するものは手荷物として、自分で運びます。

船便の荷物の引き取りから現地配達までの所要日数は、アジア地域は1か月前後、アメリカやヨーロッパは1~2か月程度が目安となっています。一方、航空便は船便に比べて送料が高くなるものの、預けてから2週間前後で受け取ることができます。そのため、船便を基本として荷造りをし、船便が届くまでの生活をまかなえるように、航空便で台所用品、日用品、食料品、衣類等をバランスよく絞って別送するというスタンスで仕分けるのが良いでしょう。

パスポート、航空券、貴重品・現金、保険・医療関係の書類、救急医療セット、数日分の着替え、靴、筆記具、子どもの転学に必要な種類など、赴任後すぐに必要となるものは手荷物として持ち込みます。ノートパソコンやカメラなどの精密機器も携帯手荷物として持参します。

国内保管しておくものと処分するものを見極める

電化製品の持ち込みは慎重に検討することをおすすめします。赴任する国によって電圧や周波数、プラグ形式が異なり、せっかく電化製品を持ち込んでも使えないケースがあります。また、海外の住宅には電化製品が備えられている場合も多いため、赴任地の状況を事前に調べておくことが大切です。

赴任期間が長期に渡る場合は、この機会に必要なものを見極め、不用品は思い切って処分をしましょう。まだ使えそうなものは知り合いに譲るかリサイクルショップに買い取りを依頼し、処分するものは粗大ごみの手続きを取りましょう。
赴任期間が1~2年の短期であれば、帰国後に再び使いたい大型家具やピアノ、インテリア等は、実家や知り合いに預かってもらうか、トランクルーム等を利用して国内に保管する段取りを進めましょう。引越しの準備は、考える以上に時間がかかるものです。赴任期間や赴任先の生活事情、ライフスタイル等を見極めながら、早い段階から計画的に荷物の仕分け作業に着手することをおすすめします。

輸出禁止品目や取り扱いできない品目

海外赴任に伴う引越しでは、個人が運ぶ荷物であっても税関で輸出入手続きが必要になり、持ち運びが禁止されている品目があります。
アルコール飲料、たばこ、大量の医薬品、種や球根、土、生鮮食料品、動物、古美術品、武器、弾薬、銃器・火器・刀剣類、麻薬、危険な薬品、石油・ガス、ポルノ、ワシントン条約規制の対象となる物(象牙・珊瑚・鼈甲等)などは、いずれの手段でも海外に持ち運ぶことができません。

また、赴任する国・地域によって、宗教や動植物保護、産業育成等の理由により独自の輸入禁止・制限を設けていることもありますので注意が必要です。事情に精通した引越し業者等にも相談しながら、仕分けを進めていきましょう。