退去査定支払保証

たいきょさていしはらいほしょう

【リロケーション・ジャパンが提供する保証サービス】
当社(株式会社リロケーション・ジャパン)が賃貸管理サービスを提供する上で、賃貸経営を行う不動産オーナーに対して提供している保証サービスの一つ。
当社の賃貸管理サービス「リロの留守宅管理」が持つ特徴の一つは、リロケーション(転勤に伴う住宅の賃貸(貸し出し))でも、賃貸が初めての方でも、安心して家を貸し出せるように充実させてきた豊富な保証サービスであるが、それらの中でも「退去査定支払保証」は2019年に提供を開始した比較的新しい保証サービスにあたる。

【賃貸経営の安全性を高めるために保証サービスを活用する】
賃貸経営を行う際のリスクには、それが何に起因するかという観点において次のようなものが挙げられる

・入居者や管理会社といった人や業者に関するリスク
・初期費用や賃料収入といったお金に関するリスク
・設備の破損や汚損、修繕や交換といった物件に関するリスク

「リロの留守宅管理」を利用して賃貸経営を行うオーナー(賃貸人、貸主)は、標準サービス内やオプションサービスとして準備されている各種保証サービスを利用することで、そうした様々なリスクを軽減や分散させることができる。
保証サービスには「退去査定支払保証」のほかに、「賃料支払保証」「明渡し保証」「施設賠償責任保険付保」「買取保証」「メンテフリーサービス」といったものがある。
【退去査定支払保証で軽減できるリスクについて】
「退去査定支払保証」の場合、入居者退去時に入居者(賃借人、借主)に対して請求することができる退去査定金(原状回復費)の未回収リスクと、請求額への合意に至るまでの期間の長期化に関するリスクを軽減することができる。

一連の賃貸運営のフローの中で最後にあたる入居者退去時には、退去に伴い賃貸人と賃借人の間での精算が行われる。
精算にあたって、退去査定(損傷査定)と呼ばれる検査において、物件のどの部分の状態が貸し出す前後でどれほど変わったかを調べる。
退去査定の結果によって、ガイドライン
「現状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について(国土交通省))
と契約内容に基づく適正な金額を入居者に対して原状回復費として請求することができるが、高額である場合などは特に、スムーズに合意を得られないことが可能性として考えられる。

この場合のリスクとして、まずは請求額を受け取れないこと自体の直接的なリスクが考えられる。
加えて、十分な資金があれば多少の支払いの遅れがあっても大きな問題とはならないかも知れないが、資金の余裕がそれほどない状況について、入居者退去後の次の用途(自ら住む、再度貸し出す、売却するなど)に向けて原状回復工事等を行おうとした際に、請求額をなかなか受け取れないことで資金不足が生じるなどすると、それによって工事開始が遅れることなどがリスクとして考えられる。例えば「すぐに次の入居者募集が行えない(空室期間が長引く)」などすれば、機会損失となり、結果的に収入が減ることにつながる。

「退去査定支払保証」を利用するオーナーは、原状回復費の請求に対する入居者合意の有無に関わらず、賃貸管理会社である当社から退去査定金(損傷査定金額)について100万円を上限として受け取ることができる。