新耐震基準

しんたいしんきじゅん

新耐震基準とは、1981(昭和56)年6月1日に改正された建築基準法における耐震基準のことである。
この日以降に建てられる建物は、震度5強程度の中規模地震では軽微な損傷、震度6強~7程度の大規模地震でも倒壊しないことが条件になっている。

なお、旧耐震基準は震度5強程度の揺れでも建物が倒壊しないような構造基準として設定されていた。
背景としては、1978年に発生した宮城県沖地震の家屋倒壊の被害が甚大だったことが挙げられる。マグニチュード7.4、最大深度を観測した仙台市では震度5の地震で死者28名、建物の全半壊は7,400戸にもなったことから、より厳しい耐震基準に引き上げが行われた。