電子契約

でんしけいやく

電子契約とは、電子署名により契約を行う方式のことである。
従来の紙の書類に捺印して契約を交わして保管する書面契約に対し、電子契約では電子文書に電子署名をしてクラウド上などにデータを保管する。
紙文書と同様の法的効果を維持するためには、電子文書の成立が真正であることの証明や本人性が担保されていること、改ざん防止措置が行われていることなどの要件が必要。「電子署名法」「電子帳簿保存法」などによって定められている。

不動産業界においては、2022年の宅地建物取引業法の改正により、「媒介契約書」「重要事項説明書」「賃貸借契約書」「売買契約書」などの電子化が解禁された。
これにより、契約締結までのすべてのやり取りをオンラインで行うことが可能になった。