温室効果ガス

おんしつこうかがす

温室効果ガスとは、地球温暖化の原因となると考えられている化学物質のことである。

地球は熱(赤外線)を放射することで、地表で上昇した熱を冷まし、温度が高くならないような作用する。
しかし放射された熱を吸収するこの気体が増えると、熱が逃げず籠るので地球の温度がまるで温室内部のように上昇することから、温室効果と呼ぶ。

概要については、京都議定書で排出量削減対象となっている物質は、二酸化炭素 (CO2)、メタン (CH4)、亜酸化窒素(N2O、=一酸化二窒素)、ハイドロフルオロカーボン類 (HFCs)、パーフルオロカーボン類 (PFCs)、六フッ化硫黄 (SF6) の6種類がある。

二酸化炭素は地球温暖化に及ぼす影響がもっとも大きな温室効果ガスで、次いでメタンとなります。メタンは湿地や池、水田で枯れた植物が分解する際に発生し、家畜のげっぷにも含まれている。
このほか、天然ガスを採掘する時にもメタンが発生する。

気候に対する人為的な影響は、温室効果ガスの排出だけでなく、エアロゾル(粉じん)の排出や森林伐採などによっても生じる。