媒介契約

ばいかいけいやく

媒介契約とは、不動産売買や賃貸を行うにあたって、不動産会社(宅地建物取引業者)へ取引の仲介を依頼する際に締結する契約のことである。
不動産売買における媒介契約は宅地建物取引業法によって制限がかけられており、「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3種類がある。
「一般媒介契約」の場合、依頼主は複数の不動産会社に依頼することができる。
「専任媒介契約」の場合、一社のみにしか依頼できないが、依頼主自身が見つけた買主と直接取引することは可能である。
依頼を受けた不動産会社は、不動産会社専用のポータルサイトである指定流通機構(レインズ)に7営業日以内に物件情報を登録しなければならず、2週間に1度以上は依頼主へ報告を行わなければならない。
「専属専任媒介契約」の場合はさらに厳しく、依頼主は一社のみにしか依頼ができず、自身で見つけた買主と契約することもできない。不動産会社は、指定流通機構(レインズ)に5営業日以内に物件情報を登録しなければならず、1週間に1度以上の報告が義務付けられている。「専任媒介契約」および「専属専任媒介契約」の場合は、媒介契約の期間が3ヶ月以内と定められています。