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公開日2011年5月16日/更新日2023年8月28日

赴任先の住居探しで注意したいポイントは?

リロケーションによって持ち家の賃貸・管理を行う手筈を整えたら、次は自分自身の赴任先の住居探しです。新しい生活の拠点となる住居は、治安などの生活環境、通勤のしやすさ、間取りなどを考えて慎重に選びたいものです。しかし、土地勘がなく、日本とは勝手も違う海外赴任先での住居探しはスムーズにいかないこともあります。赴任先での住居探しにはどんな点に注意すべきなのでしょうか。ポイントを解説していきましょう。

赴任先の住居探しには日本語が通じる不動産会社がおすすめ

赴任先の住居探しで注意したいポイントは?

赴任先の住居は、前任者の住居を引き継いで契約するケースと自身で新たに住居探しをするケースがあります。前任者の住居を引き継ぐ場合は住居探しの必要もなく、前任者から銀行や買い物をする場所、生活するうえでの注意点等を引き継ぐことができるため安心です。主要な都市には日系の不動産会社や日本語が通じる不動産会社があります。自分で住居を探す場合には、そのような不動産会社を利用することをおすすめします。

日本語が通じるということは、日本人の顧客を持っているということです。日本人向きの物件を取り扱っているだけでなく、現地で暮らす日本人の生活事情にも詳しいことが多く、現地で生活していくうえで便利な情報も教えてくれるでしょう。また、万一入居中や退去時にトラブルが発生した場合にも、日本語でやり取りができる不動産会社の方が安心です。

リログループでは、持ち家の賃貸・管理だけでなく、赴任先での住居手配もサポートしています。赴任先の住居を探す予定の方は、ぜひご利用ください。安心して暮らせる住居をご提案できるよう努めてまいります。

 Relo Redac, Inc.(アメリカ、カナダ)
 Relo Redac Strattons Limited(イギリス)
 Pyramid RELO Pvt. Ltd.(インド)

住居探しにはアパートメントホテルを活用しよう

渡航する前に、日本で情報を集めて海外赴任地の住居を決定することもできますが、できれば現地に到着した後に、実際に居住エリアや物件を目で見て確認してから契約を結んだ方が安心です

また、家族を伴っての赴任となる場合は、赴任者本人だけが先に渡航し、後から家族が追いかけてくるケースも多いようです。家族で住む家となれば、自分だけではなく家族の意向も聞き入れて、家族みんなが気持ちよく暮らせる住居に決めたいものです。
正式に住居を決定するまでは、仮住まいとしてアパートメントホテルを利用するのがおすすめです。アパートメントホテルは、アパートのようにキッチンがあり、家具や電化製品、食器などが備えられています。一方でホテルのようなハウスキーピングやフロントサービスも受けられるので非常に利便性の高い宿泊施設です。
数週間から1か月単位での利用が可能で、ホテルよりも割安な費用で利用することができます。その間、実際に現地で生活してみて気づいたことも、住居探しの大切な指針になると思います。

安全に暮らせることを第一に

まず住居探しのポイントとなるのは、何といっても治安です。海外では、住宅地の中でも治安のいい地区、悪い地区があります。昼間と夜の雰囲気ががらっと変わる場所もあります。日中だけでなく夜の安全も確認する必要があり、街灯の配備状況のチェックや街並みだけでなく建物自体のセキュリティ体制のチェックも重要です。日本国内でも赴任先の治安情報をできるだけ多く収集し、不動産会社にも相談しながら、治安を優先して物件や立地を検討するようにしましょう。家賃が予算より多少高くなったとしても、安全に勝るものはありません。

住居のエリアについては、家族構成によっても変わります。単身赴任の場合や夫婦のみの場合は、治安に加えて通勤や買い物などの利便性を考えて選びましょう。学齢期の子どもがいる場合は通学についても考慮する必要があります。海外では、スクールバスで送迎を行う学校も多いため、その運行ルートも立地の判断基準となるでしょう。
日本人駐在員が多く暮らす地区やマンションであれば何かと心強いことも多くありますが、狭いコミュニティでの日頃の付き合いがかえって重荷になることも考えられます。帯同する家族とよく相談して決めましょう。

契約の際に注意すべきことは?

契約の際には、入居中のトラブル対応や退去時の負担条項なども事前に確認しておく必要があります。また、欧米の住宅は築年数の経った物件が少なくないため、水回りや給湯、エアコンなど設備面の状況確認は入念に行いましょう。

入居中の設備のメンテナンスや修理は貸主の負担で対応してもらえるのか、退去時に原状回復以上の負担を負わされることがないか、必ず不動産会社に確認を取りましょう。そのためにも、契約書にはしっかりと目を通し、修理責任、退去時の条件、途中解約時の違約金の有無などをチェックしたうえでサインすることが肝要です

海外には家具付き物件もあり

海外では、ソファやベッド、ダイニングセットなどの家具や、冷蔵庫、エアコン、洗濯機などの家電があらかじめ備わっている物件も多くあります。また、日本に比べてスペースが広く、天井も高い物件が多いため、日本から持ち込んだソファやダイニングセットなどのサイズが合わない場合もあります。引越しの準備をする際には、赴任先の住居の状況を考慮のうえ何を持ち込むのかを見極め、せっかく日本から持ち運んだものが無駄にならないよう、現地での購入やレンタルなども選択肢に加えて検討しましょう

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