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公開日2012年3月30日/更新日2021年3月30日

タクシーを使いこなして行動範囲をぐんと拡大

利便性はもちろん、治安のことも考えると、海外赴任の生活ではタクシーを利用する機会も増えてくると思います。タクシーのサインや料金、チップの有無、乗車方法などは国・地域によって勝手が異なりますので、事前に利用方法を確認しておくことが大切です。ここでは、おもな国・地域のタクシー事情について簡単にご案内します。

北米

タクシーを使いこなして行動範囲をぐんと拡大

北米のタクシーは基本的にメーター制で、基本料金や1マイルごとの料金、流しのタクシーが走っているかどうかは都市によって異なります。また、メーターの料金に加え、チップを渡すのが習わしです。

たとえばニューヨークでは、「イエローキャブ」として知られる黄色い車体がタクシーの目印で、基本的に流しのタクシーをピックします。ロサンゼルスやサンフランシスコでは流しのタクシーがほとんど走っていないため、タクシー乗り場を利用するか、自宅やホテル、レストランなどから電話で呼ぶことになります。カナダのトロントやバンクーバーでは流しのタクシーを捕まえられます。

アジア

中国の都市部では流しのメーター制タクシーが多く、郊外には交渉制の三輪タクシーも見られます。香港では車体の色によって営業地域が区分されているため、行き先に応じて確認する必要があります。台湾では台北や高雄などの都市部ではメーター制で、駅やホテル等のほか、流しのタクシーも走っています。

シンガポールではメーター制ですが、ピークタイム料金、祝日料金などの追加料金制度があり、サイドウインドガラスの表示で詳細を確認できます。

韓国ではメーター制で、ソウルではクレジットカードでの支払いにも対応しています。また、韓国ではシルバーの車体の一般タクシーのほか、「模範タクシー」と呼ばれる黒塗りのタクシーもあり、料金は一般タクシーに比べて高いものの、質の良いサービスを提供しています。

タイでは、バンコク市内には流しのタクシーが多く走っており、ほとんどがメーター制です。ただし、ホテルや観光地などに止まっているタクシーはメーターを使わず高額な料金を提示してくることもあるため、乗車前の確認が欠かせません。インドネシアも同様に流しのメーター制タクシーが基本ですが、乗車前にメーターの使用を確認したほうがベターです。マレーシアの主要都市ではメーター制タクシーを利用でき、空港から市内まではクーポン制とメーター制のタクシーがあります。

ヨーロッパ

フランスでは、流しのタクシーは少なく、ホテルや観光名所から乗車するのが一般的です。料金はメーター制ですが、荷物が多い場合は追加料金がかかる場合があります。また、原則として乗車できるのは3人までであり、4人目の乗車が可能な場合でも追加料金が発生します。

ドイツやオランダでも流しのタクシーは少なく、主要駅や観光施設の周辺に設置されたタクシー乗り場から乗車します。なおオランダでは、Taxiのサインと青いナンバープレートで認可タクシーを見分けることができます。トラブルを避けるために、乗車前にしっかりと確認しましょう。

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